庵主コテツです。
                                                         

はじめまして、こんにちは。谷中草庵の工房スタッフのサッサと申します。上図が庵主のコテツです。2003年に保護主さんに保護され、生後7ヶ月頃に里親募集サイトを通じて当庵庵主になりましたが、2018年4月、15歳でお空に還ってしまいました。

2009年4月に、東京の台東区の谷中で始めた谷中草庵でしたが、2018年11月に富山県富山市へ越して来ました。
2019年の4月には、おかげさまで創業10周年を迎えることになります。
2019年4月11日実店舗(手作り雑貨とスパイスカレーの店)を開店予定ですので、今まで同様に長い目で見ていただいてお付き合いしていただけたらと思います。
以下は、創業当時に書いたごあいさつです。お時間のある方は良かったら読んでみて下さい。

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当庵は、東京の下町と言われている谷中という所にあります。細い路地も多く、車の通れない路地では道の真ん中に猫が横になっていたりもします。そんな猫を見かけると、完全屋内飼育のコテツが少しかわいそうになったりもしますが、屋内でめいいっぱい人間と暮らせるのも猫の素晴らしさであると思っています。

「猫は我がまま」と言われることが多いですが、一緒に暮らしてみると、「我がまま」ではなく「我のまま」ということが良くわかります。どういう事かというと、何事にも常に全力投球で真面目なのです。真面目に寝る、真面目に遊ぶ、真面目に愛する...。もう必死です。そんな姿を見ていたら、人間の私も「我のまま」を真似してみたくなりました。そして、猫ばか街道をひた走しるようになりました。

猫ばか街道を歩き始めた頃の私は、コテツの喜ぶ姿見たさに次々と市販のおもちゃを買い与えていました。その中に、袋を開封したとたんに接着剤の匂いが強烈にしたのがあったのです。こんな恐ろしいおもちゃを与えてはいけない!と思い、そこから様々な、人間の赤ちゃんにでも使える材料で、コテツにおもちゃを作ってきました。コテツはあまり、またたびやキャットニップには反応を示さないのですが、私の注目をあびて遊べるのがたまらなく嬉しそうにしてくれます。猫のように小さな体を持っている生き物には害のあるものが、あっという間に影響を与えるような気がしてなりません。人間も満足して納得したものを、可愛い可愛い猫ちゃんに与えてあげたいものです。

私は小さい時からモノを創ることが大好きでした。コテツのおもちゃづくりを始めてから、さらに「創ること」が本当に素直に楽しいと思えるようになりました。そして、おもちゃ作りを始めてから、人でも動物でも、身体に害のないもの(舐めても安全なもの)を探すうちに、真面目にものづくりに携わっている方々にも出会うことが出来て、皆様に自信を持って、商品を紹介出来るようになりました。

色々不慣れなこともあると思いますが、皆様のご意見をいただきながらコテツに負けないように「我のまま」を目指していきたいと思っています。そして、当工房で作ったおもちゃで、飼い主様と猫ちゃんが、より一層仲良く、楽しくお暮らしになれたらと思っています。 よろしくお願いします。